ひろや
小売業、MOCAF事業
3.11を忘れないために
現在の事業について
1.小売業
無店舗経営になりますが、電話連絡を頂ければ食器類の見積り・納品、随時対応しております。
2.MOCAF事業
創業60年のひろや(2019年)を解体した跡地に町の復興のために何かできないか、と考えを巡らせていた時(2020年12月)に頭に浮かんだのが、鴨長明の終の棲家となった万丈庵(3ⅿ四方)でした。方丈記には、3.11後の自分の境遇と重なる部分があり、「柱四本でも立てればアートになるのではないか」そんな思いを相談した緑川アートディレクターから「扉」のアイデアが生まれ、ミュージアム=回転扉、の発想が誕生しました。2021年3月11日オープニングは午後2時46分に黙祷のあとテープカットしました。緑川アートディレクターの手作りの『回転扉』を訪れた人たちは、回転扉を回し、思いを巡らせていました。午後4時に閉館して回転扉は解体され、鎮魂のたき火をしました。
店舗情報
会社名 | ひろや |
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代表者名 | 代表 小貫 和洋 |
創業年 | 1959年 |
住所 | 〒979-1112 福島県双葉郡富岡町中央1丁目83番地 |
定休日 | 不定休 |
連絡先 | TEL : 090-5188-7663 |
ホームページ | http://www.mocaf.art/ |
MOCAF館長緑川雄太郎のあいさつ
なぜMOCAF?
3.11を忘れないために
MOCAFは、「3.11を忘れないために」という思いから、この場所につくられることになりました。
ミュージアム再考
MOCAFは2016年、この問いからはじまりました。「もしコンテンポラリー・アート・ミュージアムが福島にあるとしたらどうなるか」。ミュージアムの役割は3つ:保存、展示、普及です。しかし、このような問題がありました。
「3.11以降の文脈にあるMOCAFの役割は、一般的なミュージアムと同じなのだろうか」。さらに、「地球規模の諸問題を鑑みると、今は多くの物事を根本的なことから考え直さなければならない時代に位置しているのではないか」。
よって「ミュージアム自体の意味を再考するようなやり方が求められているのではないか」。
何かをリボブルする
そして、「ミュージアム=回転扉」という発想が生まれました。
回転扉(a revolving door)の「revolve」には「回転する」や「問題を熟考する」という意味があります。MOCAFに来て、文字通りドアと身体をリボルブすることで、何かをリボブルすることにつながるのではないか。
この仮説の実践と検証が今日から始まります。
メッセージ
MOCAFからのメッセージ
世界はいま 変化の時代の真っ只中にあります
こう激流は 文化すらも変えようとしています
2020年時代は今後 人類史上にとって
大きな10年になるでしょう
2011年 震災と原発事故が起きました
あれから10年という月日が経ちます
「わたしたちには何ができるのか」
この課題は
心にずっしりとのしかかる重荷となって
この社会に漂い続けています
「何もできない」
「どこにも行けない」
本当にそうなのでしょうか
「ドアは開かれているのではないか」
「ドアを開けることはできるのではないか」
そのドアを開け どこかへ行くあなたを
MOCAFはこの場所で待っています
MOCAF,2021
MOCAFへのメッセージ
未来の復興のために 小貫和洋(MOCAFチェアマン)
アートは複雑だからこそ 人類の希望になりうる 緑川雄太郎(MOCAF館長)
わからないから,おもしろい 小松理虔(MOCAF副館長)
心の復興があるとすれば、それは文化だ 峰丘(MOCAF特別顧問)